少年法とは

少年が非行をしたときにとられる手続全体を定めた法律です。
20歳未満の少年は、個人差はあるものの、まだ成長発達過程にあり、一般的には物事の是非を判断する能力が大人と比較して十分ではないと考えられます。そのような少年には、刑罰を科すよりも教育や指導を行うことで改善させた方がよいとの、人類の発展過程の経験知、叡智に基づき、特別な法律として制定されるようになりました。1899年アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに、最初の少年裁判所が設置されましたが、そのときの州法が最初だと言われています。
日本では、大正11(1922)年に最初の(旧)少年法が成立し、戦後の昭和23(1948)年に現行の新少年法に全面改正されました。その後も、時代に応じて逐次改正され、近年では令和3(2021)年に大きな改正が行われています。

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