少年事件とは

少年(男女とも含む表現です)が非行をしたときに、とられる手続全体を指します。少年法が主としてその手続を定めています。
簡単に概要を説明しますと、ある少年が例えば窃盗を働いた場合、警察が捜査をしてその少年を犯人として捕まえ、取り調べをしたのち、通常、事件は検察官を経由して家庭裁判所に送られます。家庭裁判所では、事件について裁判官、家庭裁判所調査官、書記官などの専門家が調査して、少年が二度と犯罪等を起こすことのないようにするにはどうしたらよいかを考え、教育的な指導を行ったり、裁判官が審判を開いて少年や親の言い分を聴いたうえ、必要に応じて少年院に送るなどの処分(保護処分)を決定したりするのです。

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