1966(昭和41)年に東京家庭裁判所の所長・裁判官が家事調停委員をはじめとする民間有識者に呼び掛けて発足した「少年友の会」。50年以上にわたる歴史がありながらも、対外的には広く認知される存在にはなっていませんでした。そのような状況のなか、2024(令和6)年春にNHKの朝の連続テレビ小説「虎に翼」で東京少年友の会創設の立役者の一人である三淵嘉子元裁判官が主人公 猪爪寅子のモデルになることが公表されました。
そこで、この機会にもっと広く少年友の会のことや、少年の立ち直りには社会の理解と支援が必要であることをPRする意味があるのではないかということで、2023(令和5)年秋に、東京少年友の会に所属する有志によって、少年友の会を知ることができるホームページをつくるプロジェクトが発足しました。メンバーがそれぞれの仕事や学業を終えた夜にzoom会議で顔を合わせ、議論しながら制作を進めました。
サイトの左上に表示されているロゴは、プロジェクトメンバーの同僚にデザインを依頼しました。少年と寄り添って活動する、まさに友の会らしいロゴができたと思います。いかがでしょうか。
さて、せっかくサイトを立ち上げましたので、お知らせのほか、少年事件に関連する読み物も、無理のない範囲でつくっていきたいと考えています。何しろはじめての試みです。まずは少しでも、少年の更生に関心をお持ちの方々に、友の会のような民間ボランティア団体の役割が重要であることを伝えていけたらと思います。皆さまの温かいご指導、ご支援をお願いいたします。
東京少年友の会 前理事長 山﨑 恒
プロジェクトメンバー: 明石 京花 / 印南 翔 / 中園 照洋 / 林 敬 / 山﨑 恒 / 横山 勝