試験観察 

家庭裁判所は、非行をした少年に対してその立ち直りに必要な措置や保護処分を決定する前に、一定の期間、家庭裁判所調査官に少年の様子を観察させ、その結果に基づいて最終的な結論を出すことがあります。これを「試験観察」といいます(少年法25条)。試験観察中は、家庭裁判所調査官が継続的に少年を指導し、援助しながら少年の行動や生活状況を観察することになります。家庭裁判所は、試験観察中に遵守すべき事項を定めたり、条件を付けて保護者に引き渡したり、適当な施設、団体または個人に補導を委託する(補導委託)ことがあります。

PAGE TOP